歯周病と口腔細菌の全身への影響

 

健康をむしばむ口の中の病原菌

口の中には、いつも500 種以上の細菌が、唾液 1mlあるいは歯垢1mg 当たり、1億から10 億も存在しています。
この細菌は、生涯おとなしく口の中に住んでいるものもあれば、体が弱ってくると害を及ぼすものもいるのです。
歯周病は口の中の代表的な病気で、歯垢中の細菌が原因です。しかも複数の細菌が関わっており、それらは歯周病原菌などとよばれています。
この歯周病は、歯周病原菌が原因となるほかに、ストレスや喫煙、飲酒など環境的な要素や歯周病原菌に対する抵抗性など、遺伝的な要素も病状進行に影響を与えています。
65歳以上の高齢者死因のトップは肺炎で、実はその原因となる細菌が口の中にも住んでいるのです。高齢になるにしたがって、飲み込みが悪くなり、細菌が唾液 や食べ物などと一緒に誤って肺の中に入 ることによって発症するのが恐ろしい誤嚥性肺炎です。
歯周病原菌は、歯周病や肺炎を起こすばかりではなく、心血管系疾患にも関 わっています。
菌の持つ内毒素が、血管を 刺激し続けることによって動脈硬化症や 冠動脈心疾患などを引き起こす可能性もあるのです。
これらを防ぐためにも、まず口の中の 衛生状態をよくすること、定期的に歯垢を除去するなど、口の中のケアが大切です。

 

2018年1月5日 金曜日 | 10:47 PM - よくある質問, 予防歯科

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