免疫力アップ⑤入浴&睡眠〜ストレス、不安を減らすコツ | 京都市左京区の歯医者 おおくぼ歯科クリニック | 予防歯科・歯周病・小児歯科・矯正・インプラント・審美/ホワイトニング

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免疫力アップ5つの習慣⑤

5・入浴&睡眠〜ストレス、不安を減らすコツ

副交感神経を優位にする入浴の仕方

入浴には免疫力を高める効果があります。体を清潔に保つ以外にも、体に効く3つの効果があります。

 

  • 1つ目は、血管を広げ血行を促して疲労を回復する効果。
  • 2つ目は、湯の水圧によって疲れやむくみを取る効果。
  • 3つ目は、体を支える臀部(お尻)や、太もも、そして、脳の緊張をほぐす効果です。

 

40度以下のぬるめのお湯に15分から20分程度、ゆっくりとつかると副交感神経が優位になり、リラックスした気持ちになる事ができるのです。コルチゾールというストレスホルモンは免疫系にとって邪魔な存在はありません。そのため、せっかく湯船につかっているのに頭の中が心配事でいっぱいでストレスを感じていれば意味はありませんから、入浴剤や、アロマなどを利用して、精神的にも弛緩できる工夫をするのもいいでしょう。

 

ストレスは睡眠にも関係します。ストレスホルモンであるコルチゾールは深夜から朝に向けて分泌量が急増し、起床を促すのですが、日中から夜間にまでストレスを感じていると、コルチゾールの分泌が増えて不眠になったり、睡眠の質が低下します。また、大脳辺縁系の一部で記憶・学習能力に関わる海馬にも悪影響を与えます。つまり、ストレスを抱えると、免疫力の抑制に加えて睡眠までもが阻害され、二重の意味で免疫力に悪影響を及ぼすことになるのです。

 

睡眠は時間だけで測れるものではありません。睡眠で大事なことは量よりも質です。疲れているはずなのによく眠れないといった場合には、ストレスによる睡眠の質低下を疑う必要があります。また、体の機能は全て影響を及ぼし合っていますから、夕食の内容や、時間も睡眠を左右します。夜遅くに食べて胃に食べ物が残っている状態では、寝ている間も胃や腸が動き続けることになり、安眠を妨げます。遅くとも夜8時頃までには夕飯を終えたほうが良いです。

日頃から病気に負けない免疫力の高い体づくりを心掛けるセルフメディケーション意識を高める事が大切です。

2020年5月15日発売presidentより