むしばの仕組み | 京都市左京区の歯医者 おおくぼ歯科クリニック | 予防歯科・歯周病・小児歯科・矯正・インプラント・審美/ホワイトニング

スタッフブログ

こんにちは、歯科医師の浅井です。うだるような暑さと不安定な天候の毎日ですが、皆様体調崩されていませんか?さて、海の日の昨日、我が家では、小学生の自由研究のまとめをしました。

今回テーマに選んだのは、卵の実験です。別名ぷよぷよ卵の作り方とも言います。卵をお酢に数日つけておくと、殻が溶けて薄皮に包まれた卵ができるというもの。お酢の酸が殻の成分であるカルシウムを溶かすという働きを利用した実験です。歯も同じような作りをしており、まさしく虫歯菌の酸が歯を溶かすという原理と似ています。

今週頭から5日間つけてみました。お酢、ファンタ、ビール、炭酸水、そして迷信??コーラで歯が溶けるというものも一つに加えました。さてさて結果は、、、お酢につけた卵は見事ぷよぷよ卵になり、他は卵の硬さには何ら変化はありませんでした。(ただ、コーラにつけた卵は黒くなりました。何だったのでしょう。。)お酢につけた卵ですが、2日目くらいから泡が出て、何度も回転していました。これはカルシウムが溶ける時に出るガス二酸化炭素だそうです。そして殻の溶けた卵は大きくなっていました。これは、殻が溶けタンパク質でできた薄皮が酸に触れたことで起きる浸透圧の変化だそうです。後からいろいろ調べていると私の方が夢中になってしまいました。この卵の実験を歯科とからめると、もう一つ!!フッ素の働きも証明できるのですが、それはやりたくないと言われ、、でも諦めきれない私は、お盆やすみにやってみます。研究結果に付け加えてくれるといいのですが。最後にこの実験は数日かかり、その間はどこからともなく臭う強烈なお酢の匂いとの戦いでもありました。

では皆様、素敵な夏休みをお過ごしください。