歯周病になりやすい原因
こんにちは歯科衛生士の内山です。歯周病になりやすい人は?についてお話しします。
①タバコ
タバコを吸っている人は歯周病が悪化しやしい。こんな話は聞いたことがありませんか?
歯周病を悪化させる要因はいくつかありますが、プラークなどの直接的原因を除いて最大のリスクファクター(危険因子)といわれているのがタバコです。膨大なエビデンスから、非喫煙者と比較して喫煙者では歯周炎を発症するオッズ比が約2.8倍で、喫煙本数が多いほど症状が重くなり、高度な歯槽骨の吸収が見られます。
また、実際に歯周病治療をおこなった後、再治療が必要だった患者さんの率は喫煙者では42.8%だったのに対し、非喫煙者では11.5%だったという研究もあります。
② 糖尿病
はっきりしているリスクファクターは糖尿病です。糖尿病でない患者さんと比べ、血糖コントロールが不良な2型糖尿病の患者さんでは各年齢において歯周病がより重度で歯周ポケットが深いなどの状態も報告されています。糖尿病については歯周病があると、血糖値のコントロールがうまくいかず、悪化するという相互への関連が明らかになっています。
③その他のリスク
喫煙や糖尿病ほどの根拠はないものの、肥満やカルシウム.ビタミンDの不足、骨粗鬆症、ストレスなどもリスクファクターともいわれています。
健康管理をしっかりしてお口の管理もし、健康を保ちましょう。 |