歯科予防の先進国スウェーデン式の歯磨き法とは? | 京都市左京区の歯医者 おおくぼ歯科クリニック | 予防歯科・歯周病・小児歯科・矯正・インプラント・審美/ホワイトニング

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京都市左京区 おおくぼ歯科クリニック

スウェーデン式の歯磨き法

おおくぼ歯科クリニック TC北野です。

今回は歯科予防の先進国スウェーデン式の歯磨き法についてお伝えしたいと思います。

 

国が変われば高齢者の残っている歯の数に差が!

日本では、歳をとると歯がなくなるというイメージがあるのではないでしょうか?
 ところが歯科予防の先進国スウェーデンでは、80歳の平均残存歯数は25.5本。親知らずを除くと歯の総本数は28本なので、ほとんど残っているといえるほどの本数です。
では、日本ではどうでしょう!?同じ80歳台前半の残存歯は15.3本です(厚生労働省/平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要より)。なんと10本以上もの差があるのです!!
 そのような歯科予防の先進国スウェーデンでの歯磨き法をご紹介したいと思います。

 

「2+2+2+2」とは?

今では予防歯科大国のスウェーデンですが、30年くらい前は、子どものむし歯の本数が日本よりも圧倒的に多い国だったそうです。
ここ30年間の取組みによって、むし歯や歯周病の患者さんを減少させることに成功したのです。今では6歳の子どもの8割近くにむし歯が全然ない状態まで改善しています。
スウェーデンでは、小さな子どもにフッ化物配合歯磨剤を使った”2+2+2+2″の歯磨きテクニック」を教えています。

 

  • 2time per day「1日2回は歯磨きをする」
  • 2cm toothpaste「フッ素入りの歯磨き剤(1,450ppm)を2センチ使う」
  • 2min brushing「歯磨きは2分以上」
  • 2hours without eat/drink「歯磨きのあと2時間は飲食しない」
歯磨きの終わりには、口の中の歯磨き剤を残して、手のひらに乗るくらいの少量の水を口に入れ、20秒間グチュグチュと歯と歯の間に行き渡るようにうがいをして吐き出してください。その後はうがいをしない方がいいです。これ以上フッ素を口の外に流してしまわないように!

これが、スウェーデンイェテボリ大学歯周病科が推奨する歯磨き法、予防効果を高める歯磨きの合言葉「2+2+2+2」の内容です。

 

生涯ご自分の歯で生活を

生涯、自分の歯で食べることができるよう、みなさんが丈夫な歯を80歳まで維持し、日本も「長寿の国」と並んで「予防歯科の先進国」と言われるよう取り組んでいきたいものですね。

 


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