炭酸水 | 京都市左京区の歯医者 おおくぼ歯科クリニック | 予防歯科・歯周病・小児歯科・矯正・インプラント・審美/ホワイトニング

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こんにちには。歯科医師の浅井です。朝晩ぐっと冷え、我が家の猫達も布団から動かなくなり、寒さの到来を実感しています。

さて今日は、タイトル通り、「炭酸水」の話です。近年流行している炭酸水ですが私も愛用しています。疲労回復、新陳代謝促進、血流促進、美容効果など様々な健康効果がうたわれていますが実感はなかなか難しいです。。健康効果はさておき、口当たりが好みでよく飲んでいます。そんな炭酸水はもちろん無糖を選んでいましたが、pH値を調べるとなんとエナメル質の臨界pHを下回る酸性飲料でした。???ということは。。

さてさてここで、虫歯のメカニズム。飲食をするたびに私たちの口の中ではダイナミックなpH値の変化が起こっています。エナメル質が溶けるpH値を下回ると歯の構成成分が逃げ出し、その後唾液の中和力によって元に戻ります。溶ける量と取り戻す量のバランスが壊れると、歯に穴が悪、つまり虫歯が発症します。

炭酸水も酸性飲料ですので、飲み方には注意した方が良さそうですね。

私たちの体は、成人で60%が「水」でできています。血流や体温や老廃物、あらゆる恒常性を保つ生命活動の基盤である水。喉が乾いてからの水分補給では遅いかも。今後、気温は下がり喉が乾くことも少ないかもしれません。また、ぐびぐび飲んでしまうと、そのまま尿として排出されてしまい、さらに水分不足にもなります。冬だからこそ、あえての水分補給!マイボトルで水を常備するスタッフも増えています。冬に多い、循環器、脳疾患。だからこそ、水分を摂取するように心がけましょう。コツは、拳大の一口をちびちび飲むこと。

この場合、炭酸水は考えた方がいいかもしれませんね。